• 箱庭の傍観屋

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  • キャラクター紹介

    流転のグリマルシェのイブ

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    イブ

    盲目のエルフの女性。

    長く生きているからか、多少のことには動じず、いつも微笑をたたえている。

    好きなものは紅茶と薔薇。

    海猫の宿を拠点に冒険者として活動している。

    風の回復魔法と、淡い眠りから覚ます魔法(蘇生)を使うことができる。

     

    ◇    ◆    ◇    ◆    ◇    ◆

     

    …その正体は魔力でつくられた1番目の魔女の人形。

    彼女の元いた世界は99体の魔女の人形の力によって一度滅び、再創造された。

    (元いた世界については、『即死勇者』参照)

     

    ぐりまる大陸のあらゆる書類上【エルフ】となっている。

     

  • きょうだいたち

    イブの弟妹の紹介(抜粋) 画像は、イブに憑依しているときの雰囲気。

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    シヴァ

    2番目の魔女の人形。

    最強の力をもっており、他のきょうだいたちを愛していたが、処刑人的な立ち位置であったため、いつからか避けられて独りぼっちでいた。

    他者の過去や因縁を見ることができる。

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    灯(あかり)

    99番目の魔女の人形。魔力循環の能力を持つ。
    無表情で何を考えているのかわからない上に、喋ることができなかった。武器は銀のナイフ。シヴァとイブ以外の全てのきょうだいたちを狩り取り込んだ状態で、シヴァに命を差し出す役目を持っていた。

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    ナグ/ストゥ(なぐる君)

    79番目の魔女の人形。落ち着いた性格。

    元の姿を忘れてしまっているが弟。
    元々は大きな槌を振り回していたが、イブの体に負担がかからないように考慮した結果、打撃武器商人さんの店で買ったホースマンズハンマーを愛用している。

    ぐりまる大陸に来てからお掃除やお料理に目覚めた。

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    百目(ひゃくめ/とどめき)

    (番号未定)番目の魔女の人形。しっかり者。

    多眼少女の見た目をしている。黄色い目をしている。
    イブの事を「お姉さま」と呼びとてもよく慕っていた。
    様々な場所に”目”を展開し監視する能力をもっていたため魔王城ではメルの補佐をしていた。

    見つめることは大得意だが、他人と長時間目を合わせるのが苦手。

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    ↑ 誰と入れ替わっているかのイメージ ↑

    イブ「うふふ、どうもありがとう」「本当に、心地いい風」

     

    シヴァ「ありがとう!赤色、好きなんだ」「僕…じゃなくて私も、きょうだいがたくさんいるから、懐かしいなって」

     

    灯「ここは…?」「みんなのところに、帰らなきゃ…」

     

    百目「ふふ、私は菫のケーキをいただこうかしら」

     

    ストゥ「また砂浜のあちこちに穴が開いて…」「私が作った料理を美味しいと言って食べてくれた…それで、十分だ」

  • Word

    関連項目

    『鳴無(オトナシ)の鈴』

     いつも持ち歩いている銀色の小さな鈴。

     この鈴の能力によってイブは周囲の”魂の音”を聞くことができる。

     鈴自体の音は聞こえないが、2番目の魔女の人形・シヴァにだけは聞こえていたらしい。

    【紅茶】

     その仄かな香りとあたたかさが好き。

     紅茶にはあまり詳しくないのでよほど渋いお茶以外なら喜んで飲む。

    【薔薇】

     元居た世界を思い出させる花。魔王城の庭園にも咲き乱れていた。

     その香りは懐かしく、チクリと指先に刺さる棘さえも愛おしい。

    『包帯』

     イブに醜い世界の争いごとを見せないようにと魔女が与えたもの。

     魔女との”約束”によって、イブの目を長い間封じていたもの。

     それがイブにとってのライナスの毛布だった。

     世界を再創造し、約束から解放されたイブは、時折包帯を外して過ごすようになった。

     それは、見えない世界への興味が少しずつわいてきたからかもしれない。

    『アミュレット』

     宝石のアミュレット。角度によって色を変える石は、その人の幸せを願う意味を持つという。 なくさないように紐で結び付けた。 エーテル灯流しでやってきたナジュくんから、いただいたもの。

    『魔力』

     イブが元居た世界において、魔力とは魔法や魔術を発動するために必要なものであり、魔女の人形たちを構成するそのものである。

     魔力は感情と強く結びついており、強い感情からは濃い魔力が抽出される。

     魔力は人間にとって精神を脅かすものであり、許容量を超えた魔力濃度の空間に居ると狂ってしまう。

     さらに限界を超える魔力を体内に取り込んだ場合、魔物と化し人であった頃の記憶や理性を失ってしまう。

     

    『ラーヤのネックレス』

     ラーヤの尾ひれを形どったネックレス。

     幸運の印。

     夏祭りで棗さんと一緒に紐くじを引いたときに引き当てた景品。

     セットでもらった濃紺の巾着袋に入れて、大事に持っている。

    『かぼちゃの王冠』

     かぼちゃを象った紙製の王冠。
     クレーヴェルさんのハロウィンパーティでクラッカーから出てきたもの。ほんのりかぼちゃの香りがする。

    『彼岸花』

      一茶さんとのトークの思い出品。
      魔法をかけて長期間保存できるようにした。
      シヴァへのお土産。

    『流木』

     ユウナさんのトーク会場(海辺)でごみ拾いをした打撃武器の子が、綺麗になった砂浜で拾い、イブにお土産として持って帰って来たもの。

    『ブレスレット』

     小振りの花びらの形に加工されたダイヤモンドのブレスレット。

     冬まつりトーク会場で、灯が鈴丸くんからもらったもの。きらきらしていて綺麗。

    『香水』

     エミリアさんに調香していただいたもの。甘えん坊で甘いもの好きなシヴァをイメージした香水。

     甘いピーチの香りがする。

    【お着替えの記録】

    2019

    3/1  新衣装(赤薔薇のドレス)で1か月ぶり?に復帰

    3/27 春の桜イブ

    4/1  エイプリルフール性転換

    4/27 エーテル灯流しイブ

    5/1  ぐりまる学園イブ

    5/27 図書館イブ

    7/2  赤ずきんイブ(9章解禁記念実装。後にハロウィン仮装となる)

    7/15 夏祭りイブ

    7/24 海イブ

    9/19 収穫祭イブ

    10/17 仮面舞踏会イブ

    11/11 戦闘場イブ(シヴァ)

    12/6 冬まつりイブ(灯)

    12/24 冬まつりイブ

    2020

    3/11 卒業袴イブ

     

    以降は使いまわし倒しています。

  • Story

     

    Redmoon

    遠い昔。人間と獣しかいなかった世界。
    人間たちは5つの国に分かれ、戦争を繰り返していた。
    長きに渡る戦いの末、5つの国は統合されていき、北と南の2つの国が残った。
    悲しみと憎しみを生み出す戦いを憂い、救いを求める北の国の王の前に、逆十字のペンダントを持った女が現れた。

    箱庭の神の使いと名乗る女は、『100年に1度、願いを3つ叶える逆十字』を北の国の王に授けた。
    優しい心をもつ北の国の王は、逆十字に願った。
    「人間同士の悲しい戦争が、終わりますように」と。
     
    その願いは叶えられた。
    封じられていた異界の門が開き、魔力を帯びた空気が北の国を覆うと、北の国の人々は化け物に変わっていた。
    暗くなった空には、大きな赤い月が昇ったという。

    Dolls

    魔女の人形たちは、優しい心が踏みにじられる世界を、壊すために生み出された。
    人間たちの感情から生み出される魔力が、その存在の根源となっている。
     
    99のきょうだいは、イブというひとつの存在に束ねられた。
     
    『すべてを破壊し、世界を再創造する』魔女との”約束”は果たされた。
    命の絶えた何もない世界にただひとり取り残されたイブは、魔力が尽きて終わりが来るのを、穏やかに受け入れて眠った。
     
    「大好きなイブを、幸せに…」
    「まだ、”約束”を果たし終えていない」
    消えゆこうとしていた最後の力を振り絞って、きょうだいたちは異世界への門をこじあけた。
     
    イブが長い眠りから覚めると、エーテルというふしぎな物質が奇跡をもたらす、グリマルシェ大陸行の船に乗っていた。

    Wake up

    1.気が付くと船に揺られていた。
    世界の滅びと共に眠りについたはずのイブ。
    目を覚ますと、グリマルシェ大陸行きの船の中。
    何もわからないまま他の冒険者に連れられてギルドへ。
    便宜上、【魔女の人形】から【エルフ】という種族の括りで呼ばれることとなった。

    2.冒険者としての生活が始まる。
    高純度の魔力をもつ自分の血を流さずとも回復魔法での回復でヒーラーとしてやっていけると気付いたイブは、冒険者として活動を始める。
    どうやら、エーテルという物質が自分の体を構成する魔力に似た性質を持っているようだ。

    3.他の冒険者との交流。
    グリマルシェ大陸で友達ができた。
    今まで自分のきょうだいと母である魔女、そして魔王城に棲む魔物たちという家族のような存在としか交流がなかったイブにとって、新鮮だった。
    多種多様な存在が共存するこの世界にも興味をもちはじめた。

    4.海猫の宿。
    グリマルシェ大陸での住まいとして、海猫の宿の一室を借りている。
    波の音を聞きながら砂浜を歩くこと、オレンジジュースを飲むこと、何気ないことだけれど幸せな気持ちになれる。

    5.きょうだいとの再会。
    エーテル灯流しで、【蝶(自分の一部)】となったきょうだいたちの魂と再会する。
    飽和するエーテルによって姿を一時的に得たシヴァから、きょうだいたちがイブのことをずっとみんなで見守り続けていること、体を時折借りられていることを聞いた。

    6.友好関係。
    行く先々で様々なお友達ができて、いろいろな話をした。
    今まで人間とは自分たちのことを忌み嫌う存在という認識しかなかったけれど、そうでない人もいるのだと知った。

    7.負の感情を取り込む。
    イブの存在の源は人間の感情。
    放散される感情を取り込むことで命をつないでいるイブは、自らの意思とは関係なくクレバスに渦巻く負の感情をも取り込んでしまう。
    イブの属する感情は【喜】のため、段々とイブの意識は薄れていった。

    8.きょうだいたちと意識が入れ替わる。
    意識の底で眠ってしまったイブの代わりに現れるようになった79、シヴァ、灯。
    彼らはイブのために【優しい心】を集めるべく行動を起こした。
    灯たちの願いが叶ったのか、クリスマスイブに、イブは目を覚ました。

    9.そして今。
    のんびりと冒険者を続けている。

    2020/06/17